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【症例】腰椎椎間板ヘルニア
【年齢】30代 女性
【症状】腰部の痛み、下肢の痺れ
【評価】歩行分析、各種テスト
【既往歴】左アキレス腱断裂
【お悩み】仕事で歩くことが多いため、痛みがなかなか治らなくてつらい
【施術内容】鍼治療
【同じ症状でお悩みの方へ】
まずは、姿勢、筋力テスト、神経テストを行い、神経の圧迫があるかないかを評価しました。
右股関節屈曲、右内転筋、左大殿筋の筋力低下をみられました。触察は異常がみられません。
頸部の痛み、腰部の痛み、左アキレス腱術後の滑走障害がそれぞれ歩行に及ぼす影響を評価しながら歩行を観察します。
こちらの患者様の歩行を分析すると、左足の歩行終期にうまく体重が左足にのれないことがわかります。
そのため、右踵が着地とともに体幹は右へぶれていきます。この右への横ぶれを止めるために、右側も筋群が疲れ果ててしまい、結果、痛みを生じます。
その横ぶれの原因を探るために、部位別に治療して歩行で評価させていただきました。
では、動画をご覧ください。
【症例】腰の痛み
【年齢】50代 女性
【症状】長い時間座っていると痛くなる
【評価】各種テスト、歩行分析
【お悩み】楽に座って映画を鑑賞したい
【施術内容】鍼治療
【同じ症状でお悩みの方へ】
こちらの患者様は筋力低下、痺れなど、神経が圧迫されて起きるような症状は全くありません。
立位の姿勢で身体に歪みがありましたので、歩行で分析してみました。結果、右足が着地の前に必ず外側方向に向きます。
この状態で三千歩、もしくは一万歩歩くとどうなりますでしょうか?答えは、三千回以上の捻じれを身体で受け止めることになります。
そうなると、最終的に痛みが発生します。
では、右足に着目しながら、動画をご覧ください。
みなさん、こんにちは。
癒楽鍼灸接骨院の金です。
本日は治療の評価基準についてお話しさせていただきます。
では、みなさんにご質問です。
みなさんは何をもって身体が治ったと考えていますでしょうか?
① 痛みで評価②関節の可動域で評価③筋力で評価④姿勢の評価⑤その他
など、いろいろ評価基準があると思います。
①痛みの改善を第一に考えている方は大勢いらっしゃるかと思います。
もちろん痛みの改善はかなり大事です。しかし、治療を続けているのに悪化と改善を繰り返すことは以外と多くないでしょうか?
治療後は楽になりますが、また戻ってきてしまうようなケースです。なぜでしょうか?
②関節の可動域の改善
こちらも大事ではありますが、患者様にとって可動域は範囲が大きければ大きいほどいいでしょうか?
何度までならいいでしょうか?そもそも、正常可動域はどなたの関節可動域を基準にしているのでしょうか?
所謂、正常可動域に従って可動域訓練を行うことって本当に正しいのでしょうか?
③筋力
どれくらいの筋力だといいでしょうか?
筋力がアップすると症状は改善するのでしょうか?
結論だけで申し訳ございませんが、筋力強化により簡単に症状の改善、悪化とも可能です。
④姿勢
最近、流行りですが、姿勢の写真を撮って、そこに何本かラインを引き、正しい姿勢の絵と患者様の姿勢の写真を比較しながら、歪みを指摘し、治療プランを作成して治療を提案されます。正常可動域のお話しと同じように正しい姿勢も同じですが、正しい姿勢はどなたを基準にしているのでしょうか?本当にそのような方は存在するのでしょうか?
実は、ここでの「正しい」は正確にいうと平均値です。つまり、1000人の内800人が猫背だとしましょう。そうすると猫背も正しい姿勢の仲間に入ります。
合っているのかどうかも不明なまま、その平均値にご自分の大事なお身体を合わせていくこと、これは本当にいいでしょうか?
私の治療院には、今まで、いろんな治療を受けてきたが、なかなか治らないと話してくださる患者様が多くいらっしゃいます。詳しくお話しを聞いてみると検査らしい検査を受けておらず、治療を受けたケースがほとんどです。なぜ、このようなことが私達の周りによく起きるのでしょうか?これは疼痛改善を治療の最終ゴールにし、とにかく痛い部位を何とかしようとすることを治療の目的にすることが原因になります。
では、何をみてその治療が正しいかを判断するのでしょうか?
人間は高機能動物に分類されています。動物、名前通りに動く物です。当たり前ですが、運動器疾患を見るということですので、動きを見ることが何より大切です。
今、行っている治療が本当に患者様に合っているのか?痛み、可動域、筋力、姿勢は改善されたけど、動きもよくなっているのか?これらを判断できるのは動作歩行分析になります。
例えば、腰に痛みがある患者様にお薬を飲ませて、痛みを改善させた後、歩行を見た時、どれぐらい変わるのでしょうか?本当にスムーズに前方へ進んでいるのでしょうか?横にぶれていないでしょうか?
マッサージ、ストレッチ何でもいいですが、肩こりなので、揉んでもらったら、楽になりました。でも、いつもそこが凝りますよ。これって揉むだげでいいでしょうか?元々伸ばされて出た痛みでしたら、揉めば揉むほど改善されないことになります。もちろん、揉んでもらう時は気持ちいいですが。
動きを診ず、治療をするとお身体はすぐ元にもどることばかりか、歪みを持続させる原因、また、新たな歪みをつくる原因にもなります。
歩行を見て、歪みを見つけ、的確にアプローチすることが本当の根本改善に繋がります。
では、的確のアプローチは何をすればいいでしょうか?
疼痛改善、可動域改善、筋力改善、姿勢改善、これらすべてを正しい場所に正しくアプローチすることが的確なアプローチになります。
また、正しくアプローチできているのかは、必ず歩行を見て再確認する必要があります。
では、腰痛の患者様ですが、治療前、左足着地時に左へ体がぶれる様子と治療後にスムーズに前方へ移動する様子を観察しながら、鍼治療前後の歩行変化の動画をご覧ください。
こちらの患者様が毎日5000歩を歩くとしたら、5000回も横にぶれてくる衝撃を受け止めなければなりません。
歩く時、スムーズに前方へ進むことは何より大事です。また、治療の評価基準に歩行分析は必要不可欠であります。
みなさん、こんばんは!
最近、治療院に腰の痛みで来院される方が増えて来ました。
症状は患者様によって違いますが、ある共通点がございましたので、腰痛の知識として、ご自分のお身体の症状に対する確認として、見ていただけたらと思います。
これから、お話しする内容は何かを批判することが目的ではなく、現在、腰痛に対する治療の実態の紹介と、どう腰の痛みと向き合えばいいかの共有になります。
偶然に、この文書を読まれる整形外科の先生方がいらっしゃいましたら、患者様の訴えになりますので、一つの情報として捉えていただくと幸いです。
患者様から問診時によく言われています。腰が痛くて病院に受診し、脊柱管狭窄症と診断され、治療として毎日のように湿布を貼って、お薬を飲んで、電気治療、マッサージ、リハビリにも通っていますが、なかなか症状の改善がみられません。
では、なぜ毎日治療を続けていますが、痛みの改善が見られていないでしょうか?
ここで一つ研究結果をご紹介したいと思います。
和歌山大学で50歳以上の方938名に対して無作為にMRI撮影を行った結果、77.9%の方が中程度以上の脊柱管狭窄が見られました。その内、症状を有する方は12.9%です。
これは何を意味するかと言うと、50歳以上であればほとんどの方の脊柱管は狭いとのこです。MRI撮影結果も脊柱管が狭いことを示していますが、今の痛みの原因が脊柱管だと示していません。
また、別の研究結果によると、脊柱管狭窄症の症状のほとんどは腰部ではなく、臀部から下肢に発症すると書いてあります。
こうすると脊柱管狭窄症に対する治療を続けても症状が改善されない方が多いのは当たり前のことになります。
それは、疼痛を出す組織が別に存在している為です。
では、その腰の痛みの原因はどこだったのでしょうか?
実は腰の痛みを起こす組織は以下の四つに分かれています。
①椎間関節②仙腸関節③筋筋膜性④椎間板性です。
癒楽鍼灸接骨院は、疼痛の原因組織を特定し、その疼痛を除去し、そこに何のメカニカルストレスが加わっているのかを解明します。また、再発しにくいお身体作りをサポートさせていただいております。
お身体の痛みでお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。