LINE メール TEL

ぎっくり腰の対応 | 癒楽鍼灸接骨院

お問い合わせはこちら

Blog記事一覧 > 最新情報 - 癒楽鍼灸接骨院の記事一覧

ぎっくり腰の対応

2024.04.14 | Category: ぎっくり腰,最新情報,症例報告

【症例】ぎっくり腰
【年齢】40代 男性
【症状】立ち上がり、寝がえり、捻りなどの動作時に痛い
【お悩み】痛みで動くのが怖い
【評価】各種評価テスト
【施術内容】軟部組織癒着改善、神経滑走改善

初めて来院された時は安静時、歩行時ともに痛みが強く、特に寝かえり動作をする時に強い腰の痛みを訴えました。
一度の治療ではありますが、痛みはかなり落ち着きました。(治療内容、経過に関しては簡単な一言で申し訳ございませんでした。)

なぜ、一度の治療で痛みが激減できたかを、次の三つに分けてご説明させていただきます。

① 当院は強い痛みを訴えて来られる患者様にできるだけ問診、検査を素早く、的確に行う決まりのルールがあります。それは、患者様が少しでも早くつらい症状から解放されてほしいためです。
素早くお身体の評価ができるのは、長年、様々な症状の腰痛患者様を対応させていただいたお蔭だと思います。(これが一番です。患者様のお身体からたくさんのことを学ばせていただきました。)
次は、時代遅れしないように日々情報収集、積極的に勉強会に参加することです。

②検査結果に基づいて痛みの原因である組織を特定します。
(大事なのはここです。何の治療をしたかよりも、どこの組織なのか、そこがどうなっているのかを明確にすることが重要になります。)

③評価と同じに大事にしていることは、患者様への説明です。痛みの組織、メカニズムを分かりやすく説明して、納得の上で治療を行います。
(説得などの行為は致しません。患者様が十分に理解され、同意を得てから治療をさせていただきます。)

治療内容は、とてもシンプルです。痛みの原因組織とメカニズムが明瞭化し、それを取り除くことになります。
(※治療内容は、同じぎっくり腰の患者様でも異なる場合がほとんどです。理由としては、ぎっくり腰は原因がいくつかに分かれているためです。)

ぎっくり腰の対応をテーマに当院の患者様の対応の仕方を紹介させていただきましたが、ほかの症状の患者様にも、常に同じ対応をさせていただいております。
お身体の不調でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

膝関節の評価、治療

2023.10.15 | Category: 最新情報,症例動画,膝の痛み

膝関節の評価、治療に関する一部分の症例動画になります。
画像、各種テスト、歩行、動作で評価し、治療後も再チェックをいたします。

どうぞ動画をご覧ください。

治療の評価基準

2023.10.12 | Category: 最新情報,未分類,症例動画,腰痛

治療の評価の基準

みなさん、こんにちは。

癒楽鍼灸接骨院の金です。
本日は治療の評価基準についてお話しさせていただきます。

では、みなさんにご質問です。
みなさんは何をもって身体が治ったと考えていますでしょうか?
① 痛みで評価②関節の可動域で評価③筋力で評価④姿勢の評価⑤その他 
など、いろいろ評価基準があると思います。

①痛みの改善を第一に考えている方は大勢いらっしゃるかと思います。
もちろん痛みの改善はかなり大事です。しかし、治療を続けているのに悪化と改善を繰り返すことは以外と多くないでしょうか?
治療後は楽になりますが、また戻ってきてしまうようなケースです。なぜでしょうか?

②関節の可動域の改善
こちらも大事ではありますが、患者様にとって可動域は範囲が大きければ大きいほどいいでしょうか?
何度までならいいでしょうか?そもそも、正常可動域はどなたの関節可動域を基準にしているのでしょうか?
所謂、正常可動域に従って可動域訓練を行うことって本当に正しいのでしょうか?

③筋力
どれくらいの筋力だといいでしょうか?
筋力がアップすると症状は改善するのでしょうか?
結論だけで申し訳ございませんが、筋力強化により簡単に症状の改善、悪化とも可能です。

④姿勢
最近、流行りですが、姿勢の写真を撮って、そこに何本かラインを引き、正しい姿勢の絵と患者様の姿勢の写真を比較しながら、歪みを指摘し、治療プランを作成して治療を提案されます。正常可動域のお話しと同じように正しい姿勢も同じですが、正しい姿勢はどなたを基準にしているのでしょうか?本当にそのような方は存在するのでしょうか?
実は、ここでの「正しい」は正確にいうと平均値です。つまり、1000人の内800人が猫背だとしましょう。そうすると猫背も正しい姿勢の仲間に入ります。
合っているのかどうかも不明なまま、その平均値にご自分の大事なお身体を合わせていくこと、これは本当にいいでしょうか?

私の治療院には、今まで、いろんな治療を受けてきたが、なかなか治らないと話してくださる患者様が多くいらっしゃいます。詳しくお話しを聞いてみると検査らしい検査を受けておらず、治療を受けたケースがほとんどです。なぜ、このようなことが私達の周りによく起きるのでしょうか?これは疼痛改善を治療の最終ゴールにし、とにかく痛い部位を何とかしようとすることを治療の目的にすることが原因になります。

では、何をみてその治療が正しいかを判断するのでしょうか?
人間は高機能動物に分類されています。動物、名前通りに動く物です。当たり前ですが、運動器疾患を見るということですので、動きを見ることが何より大切です。
今、行っている治療が本当に患者様に合っているのか?痛み、可動域、筋力、姿勢は改善されたけど、動きもよくなっているのか?これらを判断できるのは動作歩行分析になります。
例えば、腰に痛みがある患者様にお薬を飲ませて、痛みを改善させた後、歩行を見た時、どれぐらい変わるのでしょうか?本当にスムーズに前方へ進んでいるのでしょうか?横にぶれていないでしょうか?
マッサージ、ストレッチ何でもいいですが、肩こりなので、揉んでもらったら、楽になりました。でも、いつもそこが凝りますよ。これって揉むだげでいいでしょうか?元々伸ばされて出た痛みでしたら、揉めば揉むほど改善されないことになります。もちろん、揉んでもらう時は気持ちいいですが。

動きを診ず、治療をするとお身体はすぐ元にもどることばかりか、歪みを持続させる原因、また、新たな歪みをつくる原因にもなります。
歩行を見て、歪みを見つけ、的確にアプローチすることが本当の根本改善に繋がります。
では、的確のアプローチは何をすればいいでしょうか?
疼痛改善、可動域改善、筋力改善、姿勢改善、これらすべてを正しい場所に正しくアプローチすることが的確なアプローチになります。
また、正しくアプローチできているのかは、必ず歩行を見て再確認する必要があります。

では、腰痛の患者様ですが、治療前、左足着地時に左へ体がぶれる様子と治療後にスムーズに前方へ移動する様子を観察しながら、鍼治療前後の歩行変化の動画をご覧ください。
こちらの患者様が毎日5000歩を歩くとしたら、5000回も横にぶれてくる衝撃を受け止めなければなりません。
歩く時、スムーズに前方へ進むことは何より大事です。また、治療の評価基準に歩行分析は必要不可欠であります。