シーバー病(成長痛)
シーバー病とは、踵骨骨端症とも呼ばれる病気です。10歳前後のスポーツをよくする男児に多くみられる傾向があります。
症状は、主に次のようなものが挙げられます。
・押した時の痛み
・歩行時の痛み
・腫れ
【症例】シーバー病
【年齢】10代 男性
【症状】踵の痛み、圧痛、歩行時の痛み、腫脹
【お悩み】運動時、踵の痛みが強く、思うようにプレイができていない
【評価】エコー評価
【施術内容】ラジオ波、インソール
【同じ症状でお悩みの方へ】
こちらの患者様は、クラブチームのサッカー選手ですが、ランニング中に突然、踵が痛くなり、来院されました。
初めて来られた時、エコー画像で観察すると骨端核の付近に軽度分離像が確認、また、踵の圧痛、歩行時痛、腫脹がみられました。
初回はラジオ波による治療を行い、その場で痛みはなくなりましたが、二回目に来られた時、また、同じ症状がありました。
これは運動時にアキレス腱に引っ張られることにより、踵の骨が持続的に牽引されたことが原因になりますので、二回目からはラジオ波による局所治療、鍼治療による腹筋、下肢筋力強化、インソールにパットを貼付し、踵の離地を早め、牽引負荷の軽減を目指し治療を行いました。2ヶ月間の治療を経て、長期安静もすることはなく、練習を続けながら治療を行い、今は痛みもなくプレイができるようになりました。
安静を主題にして治療を行うと、痛みは軽減しますが、その間、練習はできないことと、また、安静からスポーツに復帰しても再発するケースはほとんどです。
シーバー病に限らず、適切な評価、治療は予後に大きく影響しますので、なるべく早く治療することをお勧めします。
同じ病気でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。